
リエゾンセンター・ライブラリーのブックイベント
書籍『自然資本とデザイン』出版記念トーク「自然資本を生かすデザインの方法論 〜拡大と循環の葛藤からコンヴィヴィアルへ〜」
「リエゾンセンター・ライブラリー」は、東京ミッドタウン・デザインハブ内に月10日ほど不定期でオープンするデザインライブラリー。「リエゾンセンター・ライブラリーのブックイベント」として、ライブラリーに届いたデザイン関連の新刊本の著者の方などをゲストにお迎えし、書籍やそのテーマを深掘りするトークイベントを開催しています。
今回は、2025年12月に刊行された『自然資本とデザイン 地域の風景と生きていくための思考法』(築地書館) の著者、奥田悠史さんと、同 4月に『コンヴィヴィアル・シティ: 生き生きした自律協生の地域をつくる』(学芸出版社)を刊行された井上岳一さんによるトークイベントを開催します。
国土の約7割を占める森林を「自然資本」として活かすためには、ビジネスをどうデザインすればよいのでしょうか?
信州・伊那谷を拠点に株式会社やまとわを立ち上げ、デザインやディレクションの方法論を用いて、森を「自然資本」として活かすビジネスを創出・展開してきた森林ディレクターの奥田さんは、初の著書『自然資本とデザイン』の中で、その思想と方法論を明らかにしています。
短期間での拡大・成長を目指すビジネスの論理と持続・循環を基本原理とする自然資本とを奥田さんはどうやって接続させてきたのか?
コンヴィヴィアル(自律協生)をキーワードに人と自然、人と社会の関係を探求してきた井上さんが聞き役になりながら、奥田さんが編み出してきた方法論を紐解いていきます。
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リエゾンライブラリーのブックイベント:
『自然資本とデザイン』出版記念
「自然資本を生かすデザインの方法論 ~自然と人間のコンヴィヴィアルを目指して~」
奥田悠史(森林ディレクター/株式会社やまとわ)× 井上岳一(日本総合研究所チーフスペシャリスト)
日時:2026年2月3日(火)19:00-20:30
場所:東京ミッドタウン・デザインハブ内 インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター(東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー 5F)
参加方法:会場参加(60名)
参加費:無料
・トーク後会場での交流会あり(参加自由)
・会場での書籍販売あり(現金のみお取り扱い可能)
YoutubeLive でも視聴可 https://youtube.com/live/aNCLEFF0okQ?feature=share
*予約不要、上記より直接ご視聴ください
【ゲスト】

奥田 悠史(おくだ・ゆうじ)
1988年、三重県生まれ。
信州大学農学部森林科学科(現・農学生命科学科)で年輪を研究。大学時代、バックパッカーでの世界一周旅行に出かける。旅を通じて世界中の悪意と優しさに触れた。フィンランドでカメラを盗まれ、スペインではニセ警官にカードを盗まれる。悔しすぎてバルセルナの宿でまくらを濡らした。その時に聞いた谷川俊太郎さんの詩「生きる」が心に刺さりすぎて、旅を続けた。
世界中で、いろんな人が“生きる”姿に触れるたびに、その姿を伝えることに興味を持つ。
大学卒業後、ライター・編集者、デザイナー、カメラマンを経て株式会社やまとわの立ち上げに参画。
やまとわでは、ディレクションやクリエイティブを担当。
<著作>

自然資本とデザイン 地域の風景と生きていくための思考法
出版:築地書館
四六判並製 256頁
ISBN978-4-8067-1699-0
2025年12月刊行/2,000円+税
放置された森を「デザイン」の思考でよみがえらせ、継続できる事業を生み出す。
森や土といった「自然資本」を生かしたビジネスと暮らしの実践本!!
荒れた森をただ守るのではなく、暮らしと結び直し、未来へ手渡すにはどうすればいいのか。
本書は、森林ディレクター・奥田悠史が「デザイン」の思考を用いて、森と人、経済と環境の関係を問い直す挑戦の記録です。
地域の木材を有効活用するために作った「信州経木Shiki」や家具のほか、端材を活用した文具、食のプロジェクトなど、放置された自然資源を新たな価値へと変える実践は、地域の課題を超えて経営やビジネスのヒントに満ちています。
また、宇宙飛行士・土井隆雄さんとは宇宙から見た地球の自然について、屋久島で診療所をひらく医師・杉下智彦先生とは医師の立場から見た自然観についてなど、視野の広がる興味深い対談も掲載。
自然資本を未来につなぎ、地域の風景とともに生きていくための具体的な視点と、持続可能な社会を形づくるための希望を提示する一冊です。

井上 岳一(いのうえ たけかず)/日本総合研究所 チーフスペシャリスト
林野庁、Cassina IXCを経て日本総合研究所。豊かな山水の恵みと人の知恵・技術を生かした多様で持続可能な地域社会の建設をミッションに研究・実践活動に従事。2020年からオンラインプログラム「山水郷チャンネル」、2021年からGOOD DESIGN Marunouchi「山水郷のデザイン」展の共同ディレクターを務める(共に主催は日本デザイン振興会)。
2022年には武蔵野美術大学と「自律協生スタジオ(Convivi)」を開設。著書に『日本列島回復論』(新潮選書、2019年)、共著書に『コンヴィヴィアル・シティ』(学芸出版、2025年)等。
内閣府規制改革推進会議専門委員、南相馬市復興アドバイザー、武蔵野美術大学客員研究員。
<著作>

『コンヴィヴィアル・シティ 生き生きした自律協生の地域をつくる』
発行:㈱学芸出版社
編著者:井上岳一、石田直美
著者:高坂晶子、齊木大、立岡健二郎、段野孝一郎、蜂屋勝弘、藤波匠、前田直之、山崎新太
定価:本体2,500円+税
発売:2025年4月10日
四六判・304ページ
産業化や専門分化が引き起こすシステム依存から解放され、人々が自律しながら共創することで、地域が生き生きと回りだす、そのしくみを解説。
誰もに居場所と出番があり、本領を発揮できる社会を実現する具体策を、食/エネルギー/モビリティ/インフラ/観光/高齢者ケア/教育/アートに探る。


