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第21回「JDPイナバデザインスクールトーキョー」を開講しました(江東区・リトルトーキョー)

26/2/17 REPORT : デザイン思考❸- デザインを深める

第21回「JDPイナバデザインスクールトーキョー」を開講しました(江東区・リトルトーキョー)



3 回に渡って深掘りしてきたデザイン思考の最終回。今回のテーマは「デザインを深める」でした。
清澄白河のリトルトーキョーさんを会場に、初めての方もお久しぶりの方も交えながら、デザイン思考を使ってご自身や身の回りのことを深ぼっていく時間となりました。

【レクチャー】
デザインが置かれている状況を整理するところからレクチャースタート。
産業自体ももの中心に動いてきたが、今は思想の時代と言われていて、企業が売っていきたい量と受けての量のバランスが崩れてきているといいます。
こんな時代にデザインをしたり、ものを考えたりする時に、視点として持っていてほしいと稲波校長が考えているのが、デザイン思考の5 つの項目。
観察( 探究)、目的設定/ 意味付け、企画アイデア/ ひも付け、プロトタイピング、検証

観察のターンでは、自分たちが関わろうとする領域に対して、ネタ探しとしての探索っていう意味合いでの観察がすごく大事。
目的設定のターンでは、自分たちが何のためにそれやっていくのかってことが大事になってくる。

観察してきた景色から、こういうポテンシャルがありそうという線を取り上げて目的を設定していく。
目的設定で自分たちらしさがにじみ出ることが大事。
5 つのプロセスを行ったり来たりするのがポイントで、上から順番にやることは大事ではないといいます。

具体的にどのように観察や目的設定をしていくのか、ある食品メーカーのブランディングの実例を見ていくことに。クライアントと5~6 時間話す打ち合わせを4~5 回やり、どんな景色を作りたいかまで話をしていったそう。ミッションビジョンだけ決めても社員さんは動けないので、具体的なアクションや行動目標まで落としていく。このアクションの設定の仕方には個性が出るといいます。

また、思い通りに市場は動かないので、ブランドは絶対アジャストして、商品やラインナップややることも変えていくことになる。それは、事業者と客観性を持った人とでやれることが大事。

デザイン思考はブランドに限らず、何にでも使えるといいます。世界を深ぼり、何を目的にするか。
事例やディスカッションを経て、少しずつ理解が深まってきたところで、本日のワークに取り組んでもらいました。

【ワーク】
5 つのプロセスのうち、観察と目的設定を考えるワーク。
今回は各テーブルごとに、自分が持っているものや気になっていることからモチーフを決めて、こんな世界ないかな?と周辺を探っていき、目的を出してもらいました。
ポイントは、観察と目的設定どちらかだけ進めるのではなく、行ったり来たりすること。

【発表】
全体に向けて、テーブルごとにどんな話をしたか発表してもらうことに。
相手の事業アイデアをヒアリングしたり、飴や職業訓練などをモチーフにしたり、どのチームも目的設定に向けてのいい観察ができていました。観察のポイントは、それ自体を一旦手放すこと。総体は手放すが、含まれている要素は部分的に拾い上げることが大事だといいます。

【まとめ】
デザインすることは難しくなってきているが、観察探求と目的設定がきちんとできれば、アイデア出すのはそんなに難しくない。人に買ってもらうとなると難しいので、常に市場と対話し、プロトタイピング、検証をしていくことが大切。何遍もやっていかないと上手くならない。今日のご飯何にしようかな?というところや、普段の仕事の業務にも使えるので、使い倒してほしい。

【感想】

  • 初めての参加で、デザインの考え方を実践してみたら難しいなと思った。生活でも実践していきたい。
  • 普段話さない人の意見を聞けて刺激になった。プレゼン力を鍛えたい。
  • これまでアイデアは出るけど、上流の観察があまりできていなかった。あと手放すことが大事だなと思っ

    た。

  • グループワークは苦手意識があるが、得るものが多かった。

【アンケート】
「もやもや相談会」を通して、次にどのようなアクションを起こすか、実践しようと思ったことのアンケートをとらせてもらいました。一部ご紹介いたします。