26/3/5 REPORT : デザイン思考❹- デザインを深める
第22回「JDPイナバデザインスクールトーキョー」を開講しました(港区・東京ミッドタウン・デザインハブ)
- 更新日:2026.04.01
- タグ:JDPイナバデザインスクールトーキョー
今年度のプログラムは残すところあと2 回となり、久しぶりの六本木・デザインハブでの開催。
前回と同じテーマで、今回はグループでのワークにじっくり取り組んでもらい、デザインを深めてもらいました。
【レクチャー】
今回もデザイン思考のプロセスを取り上げます。
40 年前にアメリカでティム・ブラウンさんが発案したものから、稲波校長が経験の中からアレンジをしたのが、次の5 つのプロセス。
観察( 探究)、目的設定/ 意味付け、企画アイデア/ ひも付け、プロトタイピング、検証
特に校長が大事にしているのが、観察フェーズ。
探索していく時にあらゆる可能性を見切きって目的設定ができれば、形を作る前にデザインの8割5 分はできたことになるといいます。
例えば新しいマグカップを作ろうと思った時に、そもそもマグカップを作る必要があるのか、この形でいいのだろうかと、マグカップの価値そのものを問うような視点になってくると、マグカップの輪郭がぼやけていきます。この瞬間がデザインする段階で大事で、自分の視点でこの輪郭に何を意味付けするか、その意味を探すために、文化、機能、流通、シーンといったあらゆる視点で観察していくことがポイントになります。
ある焼き物メーカーのブランディングを例にとり、具体的にどのようにデザイン思考のプロセスを回しているのかをおさらいしたところで、早速本日のワークへ。
【ワーク】【発表】
今回はデザイン思考のプロセスを使って、実際にデザインをしていくことに。
3~4 名のグループで、初参加の方がクライアント役になり、自分が持っているプロジェクトや身の回りのことから一つ選んで、テーマを決めてもらいました。残りの方がデザイナー役になり、話を聞いてまとめていってもらうことに。
まず、観察・探索フェーズとして、テーマを深ぼっていきます。
プロセスを常に行ったり来たりして進めるのがポイント。
皆さんついつい話に夢中になっていましたが、とにかく記述をして残すことも大事だといいます。
次に、目的設定。事業のキャラクターが決まるのがここのフェーズで、どうみんながワクワクできる状況を作れるかがポイント。
1 時間以上の話し合いを経て、最終的には、移動式のコワーキングスペースや地場産材の担い手を育てるためのコンテストといった具体的なアイデアになっていきました。
【ディスカッション】
ワークの振り返りも兼ねて、メーカー所属のデザイナーである参加者の方に、デザイン思考を普段の業務の中でどう実践しているかのお話を伺うことに。
観察・目的設定フェーズでは、何が価値なのか、目的なのか、何をしたいのかを、取締役から担当者まで、色々なレイヤーの人に聞きまくるそう。時に簡単なイラストを描いて、認識を具体的に視覚化することで、合意形成を得た上でブレずに提案ができるといいます。
他の参加者からも質問が飛び出し、まさに学び合いの時間となりました。
【まとめ】
デザイン思考は、とにかく使って慣れるしかない。
ものづくりに限らずなんでも使えるので、社内で考える直すよくするという場面で使い倒して欲しい。
【感想】
- 目的設定に戻る行き来を体験することができて、実りある時間になった。
- お話してく中で、お題や目的が整理できてきた。デザイン思考もっと普段から使いたいなと思った。
- 話し合いが難航した感じがあったが、後半面白かった。どう聞けばいいんだろうと、提案したりするの
は面白かった。プロセスを生かして色々やってみようと思った。
- 観察と目的設定が重要だと聞いていて、よくわかってなかったが、話し合って共通認識があったらすぐ
にアイデアが出て、こういうことかと腑に落ちた。
【アンケート】
「もやもや相談会」を通して、次にどのようなアクションを起こすか、実践しようと思ったことのアンケートをとらせてもらいました。一部ご紹介いたします。



